頚動脈エコー検査: 「脳をまもる」ために
あなたの大切な脳を、脳梗塞からまもるためには、どうしたらよいでしょうか?
頚動脈エコー検査で動脈硬化を詳細に調べることができます
当院では、動脈硬化がどれぐらい進行しているのかを具体的に知るために、【頚動脈エコー検査】(頚動脈の超音波検査)を行っています。
図1:頚動脈エコー検査装置
頚動脈は脳につながる大切な血管です。この頚動脈がしっかりしていないと脳に十分な血液が流れません。
人間の脳には4本の血管を通じて血液が流れています。首にある太い血管が頚動脈ですが、この頚動脈は左右に一本ずつあります。触るとドクドクと拍動しているのがわかると思います。
この頚動脈から左右の脳に大量の血液が流れていきますので、まさに生命線であると言えるかも知れません。ちなみに首の後ろ側にも2本の椎骨動脈があります。この椎骨動脈は脳の後ろ側(脳幹や小脳という部分)に流れていきますが、身体の奥のほう(骨の脇)にあるので触っても拍動を感じることはできません。


頚動脈エコー検査は、頚動脈のつまり(=狭窄の程度)や動脈硬化の程度を詳しく調べることができる検査です。特に、動脈の血管の硬さや厚みは0.1ミリ単位で測定できます。

頚動脈エコー検査によって動脈硬化を詳しく調べることによって、脳梗塞の危険性を評価することが出来ます。頚動脈の動脈硬化が進行すると、血管がだんだんと細くなって最終的には閉塞してしまいます。つまり、完全につまってしまう場合もあります。
また、超音波は身体に負担がかりません(横になっているだけの検査で、だいたい15分から20分ほどかかります)。
上図のように頚のところに超音波をあてて検査するものです。基本的に人体には無害ですから、定期的に検査を繰り返して行うことができます。
検査結果を比較することができるので、高血圧や高脂血症などの治療が適切いるかどうか、また実際に動脈硬化の進行が阻止できているか、を知るために有効です(治療効果判定にも使えます)。

頚動脈エコー検査は、全身の動脈硬化を知る手がかりになります。
脳をまもるだけでなく、心筋梗塞から心臓をまもるためにも役立つことがわかっています。
この検査を受けた方がよい患者さんは・・・・
○ 脳梗塞を発病したことがある方(MRIやCT検査で、軽い脳梗塞がある、と指摘されたことがある方を含む)。
○ 脳梗塞が疑われる症状がある場合
○ 動脈硬化の危険が高い方:高血圧、糖尿病、高脂血症(コレステロールが高い、中性脂肪が高い方)、高尿酸血症、肥満、ヘビースモーカー、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病がある方。
頚動脈エコー検査は、脳梗塞が疑われる方、動脈硬化症を有する患者さんでは保険適用があります(保険がききます)。
ご不明の点は診察時にお尋ね下さい。

あなたの大切な脳を、脳梗塞からまもるために
当院は地域の皆様の健康を守るだけでなく、生活習慣病の治療を通じて「脳をまもる」ための予防医療に力を注ぎたいと強く思っています。
「脳をまもる」ことは、豊かな生活を健やかに維持するためには何よりも大切です。たとえ、いくら身体が動けても、脳がしっかりしていなければ充実した生活にはなりません。
当クリニックは、みなさまの「脳を守る」ためのお手伝いをさせていただきたいのです。
そのための予防医療を実践したいと考えています。
みわ内科クリニック 院長 三輪隆子

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