MSは若い人の病気で、女性に多いのが特徴です。症状はいろいろです。先ほど述べた脱髄がどこに起こるか決まっているわけではないからです。
例えば、比較的多い症状として、眼の神経がおかされ、視力が急にわるくなったり、視野がかけたりすることがあげられます。この症状がMSの最初の症状であった場合には神経内科より眼科を受診されと思います。ほかにも、いろいろな症状が出現することがあります。
ものが二重にみえる
ろれつが回らない(発音がわかりにくくなる)
立って歩くとふらつく、バランスが悪い
手足がしびれる、触った感覚がにぶい
手足に力がはいらない
手足が痛んでけいれんする。
字が下手になる(上手く書けなくなる)
手がふるえる
尿の異常(回数が増える、または出にくい、失禁する)
また、MSは熱に弱いのが特徴で、長くお風呂に入ると症状が悪くなることがあります。これらの症状は多発性硬化症(MS)以外の病気でもみられます。これらの症状がでたからと言ってMSの可能性が高いとは言えません。
しかし、あとで述べるように、MSという病気は「いろいろな症状が良くなったり悪くなったりする」のが特徴です。これらの症状が若い女性に出没すれば、さらにMSの疑いが濃厚になります。