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Q1.脳卒中って、どんな病気ですか?
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Q2.どんな症状が出ますか?
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Q3.脳卒中にはどんな種類がありますか?
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Q4.脳卒中の原因は?
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Q5.脳卒中の診断は?
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Q6.脳卒中の治療は?
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Q7.リハビリテーションはどんなことをするのですか?
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Q8.脳卒中の予防はできますか?
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| Q1.脳卒中って、どんな病気ですか? |
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脳の血管がつまったり、破れたりしたため、脳細胞に栄養が届かなくなり、脳細胞が傷つき死んでしまう病気を脳血管障害といいます。その中で、症状がある日突然起こるものを、脳卒中と呼びます。
脳卒中は日本人の死亡原因の第3位であり、介護が必要になる原因の第1位は脳卒中です。
脳細胞はいったん死んでしまうと再生しないので、生命が助かっても、重症の脳卒中では必ず何らかの後遺症を残します。よくなるとしても、長期の入院やリハビリテーションを必要とします。その間、家庭生活や仕事にも大きな支障が出ます。脳卒中は、患者さん当人だけでなく、ご家族にとっても大きな影響を与える病気なのです。
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| Q2.どんな症状が出ますか? |
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脳は場所によって働きが違います。したがって、脳卒中によりどの場所が傷ついたかによって、さまざまな症状が出ます。
具体的には、
体の片側が動きにくい(脳病変の反対側の手足に症状が出ます)
歩くとふらついて転びそうになる
言葉が出にくい
ぼうっとして不注意になる
記憶力が悪くなる
めまいがして嘔吐する
などの症状があります。
脳卒中では、これらの症状が、突然現れることが特徴です。また、症状が出た後すぐに消えてしまい、その後しばらくしてから再び出現することがあります。小さな症状が大きな発作の前触れのことがありますから、症状が出たら、なるべく早く専門の医療機関を受診しましょう。
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| Q3.脳卒中にはどんな種類がありますか? |
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脳卒中には、主として脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の3つがあります。
日本人の生活習慣の変化により、昔と比べると脳出血は減ってきていますが、脳梗塞は、高齢化に伴い徐々に増えています。
脳梗塞
脳細胞を栄養している動脈がつまってその先の脳細胞が死んでしまう病気です。動脈硬化のため徐々に血管が細くなり血管がつまる脳血栓と心臓などでできた血栓(血の塊)が流れてきて血管をふさぐ脳塞栓の二つのタイプがあります。脳血栓のうち、脳の深部の比較的細い血管がつまって起こる小さな梗塞をラクナ梗塞といいます。ラクナ梗塞は、場所によっては梗塞が起きてもほとんど症状が出ない場合があり、何回も繰り返した後に、徐々に症状が出てはじめて気づかれる場合があります。この状態を多発性脳梗塞といいます。
脳出血
脳の中の細い血管が破れて脳の中に出血する病気です。高血圧によることがほとんどですが、加齢により脳の血管がもろくなっていたり、脳血管の奇形や脳腫瘍などが隠れていることもあります。
くも膜下出血
脳の動脈にできたこぶ(動脈瘤)が破れて、脳の表面(ここをくも膜下腔といいます)に出血する病気です。突然の激しい頭痛で始まることが多く、重症であれば意識障害や痙攣を起こし、急死することもあります。頭痛だけが症状のこともあります。今まで経験したことのないような激しい頭痛が突然起こったときには、必ず専門医療機関を受診しましょう。
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| Q4.脳卒中の原因は? |
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脳卒中は生活習慣病です。生活習慣病である高血圧・糖尿病・高脂血症・高尿酸血症・メタボリックシンドロームや喫煙などにより、動脈硬化が進行し、脳梗塞や脳出血を起こしやすくなります。心房細動など不整脈、心臓疾患があると心臓で血栓ができやすくなり、脳塞栓の原因となります。
脳卒中にかかりやすいかチェック!
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| Q5.脳卒中の診断は? |
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脳卒中の診断は、次のように行われます。
① 病歴聴取
どのような症状がいつどのようにおこり、どのように経過しているか?
かかっている病気はないか?など質問します
② 神経学的診察
診察により脳のどの場所が傷ついたかを診断することができます
③ 画像診断(CTやMRI検査)
脳の写真をとってどこが傷ついているかを調べます
脳出血とくも膜下出血は頭部CT検査によってすぐに診断できます。
しかし、脳梗塞では、病気になってすぐにはこれらの検査で異常がないことがあります。画像検査の結果だけでなく、病気の起こり方や症状などから総合的に診断することが大切です。
症状のおこりかた、『朝起きたときから右手が重かったが、だんだん動かなくなった。』『食事をしている最中に急に話ができなくなり倒れた。』 などは、脳卒中かどうかの診断だけでなく、脳卒中の種類の診断にも役立ちます。ご家族はできるだけ詳しく状況をご説明ください。特に脳梗塞の治療では、最初に症状がでてからどの程度時間が経過しているかが治療法選択の大切なポイントになります。後から混乱しないように、簡単にメモしておくこともよいでしょう。健康診断の結果や、飲んでいる薬など、いつでもわかるように日頃から一箇所にまとめておくことも必要ですね。
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Q6.脳卒中の治療は?
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脳卒中の治療のポイントは、発症後の早急な治療、適切なリハビリテーション、再発予防です。
発症直後の治療
できるだけ早く適切な治療をはじめ、脳細胞が傷つき死んでいくのを最低限に抑えることが治療の目的になります。症状がどの程度回復するかは、脳卒中の重症度や、年齢などに加えて、発症直後の治療の成果に大きく影響を受けます。診断確定後、脳卒中の種類や病状によって治療法が選択されます。内科的治療と外科的治療(手術)に大きく分かれます。
・内科的治療(薬)
血栓を溶かす薬、血液循環をよくする薬、脳の腫れを抑える薬を主に点滴でつかいます。適正な値に血圧を調整することも大切です。
・外科的治療(手術)
脳内の血の塊(血腫)を取り除いたり、動脈に管を入れてつまっている血管を広げたり、動脈瘤の付け根にクリップをかけたりします。脳の腫れが強いときには、頭の骨をはずしたままにしておくこともあります。
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大切なことは、
「症状が出たら一刻も早く、適切な治療のできる医療機関にかかること」です。
目標は症状が出てから治療開始まで3時間!!
症状が出てから1時間以内に受診することが必要です!!
とりあえず横になって様子を見たり、かかりつけ医を受診したりして、時間を費やしてはいけません。意識がない、一人で歩けないなどの場合には、すぐに救急車を呼びましょう。
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リハビリテーション
体の機能を回復させるための訓練、生活がしやすくなるための訓練が行われます。病気になった直後から、病気の経過に応じた適切なリハビリテーションが必要になります。(次項参照)
再発予防
脳卒中に一度かかった人は、きちんと予防をしないと再発する危険が高くなります。脳卒中を起こした原因(高血圧、糖尿病、高脂血症、心臓病、不整脈など)の治療と生活習慣の見直し(食生活の改善・禁煙・運動習慣・ストレスの解消)などが大切です。血の塊ができにくくなる薬を飲んだり、狭くなった動脈を拡大する手術が必要な場合もあります。
合併症の治療
脳卒中の後遺症として、けいれん・うつ状態・からだの痛みやしびれ・筋肉のツッパリなどがでることがあります。これらの症状は、病気になってからしばらくたってから出てくることが多く見られます。完全に症状を取りきることは困難ですが、薬の調節や生活習慣の見直しにより、徐々に症状をコントロールできるようになります。このような症状があれば神経内科専門医にご相談ください。
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| Q7.リハビリテーションはどんなことをしますか? |
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発症直後からリハビリテーションは始まっています。
たとえば、ベッド上で動かない手足をよい位置に保つこと、適宜体の位置を変えること、体調がよければできるだけ座っていること、飲み込みやすいように食品の形を工夫して食事をすることなども大切なリハビリテーションなのです。
急性期の治療を行い、心身の状態が整えば、できる限り早期に本格的な機能回復訓練を始めることが大切です。
リハビリテーションをしても、体の機能は必ずしも元通りに戻るわけではありません。
しかしさまざまな工夫や道具を使うこと、不自由な部分をうまく補っていくことで、生活上の困難を徐々に克服し、生活範囲を拡大していくことができます。病院の訓練の時間にできることはほんの少しです。毎日の生活の中に取り入れてこそリハビリの効果が上がっていきます。ご家族も、できるようになったことはできるだけご本人にしていただくようにし、手を出し過ぎないようにしましょう。介護保険や障害者の福祉サービスなど、公の支援サービスを上手に取り入れて、手すりをつけたり段差を解消したり自宅の環境を整えることも大切です。
「リハビリは本人次第だ」とよく言われます。確かに、ご本人がやっていただかなくては練習効果は上がりません。しかし、リハビリを続けても思うように手足が動かないのは、決して本人の努力が足りないためではありません。脳細胞が傷ついて治らないからなのです。励ましすぎたり、ましてや叱ったりするのは、ご本人の精神的なストレスになります。不自由な体で毎日生活されているだけでも、実は大変な努力をしているということをご理解ください。
脳卒中のリハビリは、何ヶ月何年と続きます。ご家族は長い目で見守っていただき、ご本人の心の支えになっていただくことが大切です。同時に、ご家族自身も心配や不安を解消する場が必要です。気軽にご相談できる人を作りましょう。
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Q8.脳卒中の予防はできますか?
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生活習慣を変えていくことで、脳卒中を予防することができます。脳卒中を予防する基本は、「高血圧の予防」・「禁煙」・「適切な運動」です。1年に1回は健康診断を受け、少しでも問題があれば必ず医療機関を受診し、生活習慣を改善しましょう。(また、禁煙外来が健康保険がきく場合があります。医師にお尋ね下さい)
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クリニックからのメッセージ |
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『生活習慣が気になるけれど、人間ドッグでは問題なかったから大丈夫。』と思っている方いませんか。そんな風に思っているうちに脳卒中になってしまった方を何人も見てきました。人間ドッグのときには、多くの方は、暴飲暴食を控え、十分な睡眠時間をとって、当日は仕事を休んで検査を受けます。例えばドッグのとき血圧が正常であっても、普段の生活では実は高血圧ということもあるのです。(このような状態を仮面高血圧といいます) 健康診断の結果だけで過信せずに、問題となる生活習慣は改善するように努力してください。
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